解説記事
成分表示の読み方や、形態ごとの使い分けをまとめています。
- 「ギリシャヨーグルト」は高たんぱくとは限らない──脂肪を抜いたかどうかで別物になるオイコス・パルテノ・スキルを並べると、100kcalあたりのたんぱく質量は8.0gから18.1gまで2倍以上開きます。分かれ目は脂質でした。
- 目的別・高たんぱく食品の選び方──118件を比べて分かったことたんぱく質効率だけで選ぶと失敗します。収録118件のデータをもとに、場面ごとにどの形態を選べばいいかを整理しました。
- 栄養成分表示の「0.6〜2.5g」という書き方は何を意味するか成分表示に幅があるのは手抜きではなく、制度上認められた表示方法です。収録118件のうち49件が該当しました。読み方と、比較するときの注意点をまとめます。
- たんぱく質効率の上位ほど塩分が多い──見落としやすいトレードオフ100kcalあたりのたんぱく質量で上位に来る商品を並べると、食塩相当量の上位とかなり重なります。ひとつの指標だけで選ぶと起きることです。
- プロテインゼリーは4種類しかないが、設計はまるで違うゼリー飲料の収録は4件だけです。市場が小さいためですが、その4件は100kcalあたり5.9gから16.6gまで開きがあります。用途が違うからです。
- ホエイ・カゼイン・ソイ・動物性食品──たんぱく質源で何が変わるか収録118件をたんぱく質源ごとに集計すると、効率に明確な差が出ました。ただしその差は「源の優劣」ではなく、加工度の違いを映しています。
- サラダチキンはブランドで選んでも効率は変わらない──差が出るのは塩分だった惣菜21件を横断すると、たんぱく質効率は上位でほぼ横並びです。一方で食塩相当量は同じ効率帯でも2倍以上ばらつきます。選ぶ基準はそこにあります。
- サラダチキンはプロテインパウダーとほぼ同等の効率だった118件を100kcalあたりのたんぱく質量で並べると、上位は精製プロテインが占めます。その中に4位でサラダチキンが食い込みました。数字で見ると理由がはっきりします。
- 「糖質」と「糖類」は別物です──成分表示の落とし穴パッケージの「糖類ゼロ」は「糖質ゼロ」ではありません。収録118件を調べたところ、糖質を公表していない商品が37件、糖類だけを公表している商品が10件ありました。
- 同じメーカー・同じ味でWPCとWPIを比べたら、効率が1.26倍違ったメーカーをまたいだ比較には「ブランド差では?」という反論の余地があります。VALXの抹茶とチョコレートは同じ味でWPCとWPIの両方があるので、製法以外の条件をそろえて比べられます。
- プロテインバーのたんぱく質効率が低いのには理由がある収録118件を形態別に並べると、プロテインバーだけが明確に低い位置にいます。原因は脂質です。バーという形を保つために必要なもので、避けようがありません。
- WPCとWPIの違いは成分表に出る──数字で見る精製度同じ「ホエイプロテイン」でも、WPCとWPIでは100kcalあたりのたんぱく質量に明確な差が出ます。収録データで比べました。
- 「たんぱく質15g」だけでは商品を比べられない理由パッケージの「たんぱく質○g」表示は、それを摂るのに必要なカロリーを教えてくれません。100kcalあたりで見ると商品の性格がはっきり分かれます。